|
カウンターは、ワークトップ、天板。使われる材料のメジャーは、ステンレス、人造大理石ですが、そのほかに天然木、メラミンポストフォーム、天然石(グラナイト、ライムストーン)、最近では流行のタイル、集成材、コンクリートなどが使われます。 ≫ステンレス 耐水性はもちろん耐熱性・耐汚染性に優れています。安価な普及型の場合はプレスで成形され、コンロ位置、シンク位置がパターン化され、制約があります。受注生産の場合は、1mm程度の板からプレスや曲げ加工を加えて厚みを持たせ、耐水合板で裏貼。自由にレイアウトできるがやや割高となrます。また、木口の処理もエンドピースではなく、シームレスとなります。厚みを持たせたくない場合は厚さ2-5mmほどの板材のまま使う場合もありますが、かなりの重量、コストがかかります。エンボス、ヘアラインフィニッシュなどが主流。
■SUS430(18ステンレス) SUS430とは、鉄に18%のクロムを含んだもの。表面には鉄としての性質が残っているため磁性があり、磁石が付きます。SUS304よりも品質は落ちますが安価なのが特徴で低価格製品に採用。 ■SUS304(18-8ステンレス) SUS304とは、鉄に18%のクロムと8%のニッケルを含んだもの。酸化皮膜が強いため耐蝕性、耐酸性に優れ、磁性なし。普及品、高級品に採用。 ≫人造大理石 人造大理石は樹脂の種類や混入されている無機物の種類や割合によってさまざまなタイプがありますが、一般的には「アクリル系人造大理石」、「ポリエステル系人造大理石」の2タイプに分類されます。また、構造では一層構造のソリッドタイプ、二層構造のゲルコートタイプに分類。一層構造の場合は強度や耐熱に優れていますが、二層構造は表面材の剥離クラックの可能性があります。
■アクリル系人造大理石
Dupont社コ一リアンに代表されるアクリル系人工大理石は色柄が豊富で審美性が高く、しかも耐熱性耐衝撃性に優れた素材。厚みのある均質材のため、少々の傷は研摩することによって復元可能。メーカーによっては一体成形品もありますが、一般には平板からの加工で様々なレイアウトが実現可能。但し加工手間など人的経費も加算され、一体成形の規格品と比べると割高。水回り製品に使われる人造大理石の中では、もっとも優れた性質をもっています。 ■ポリエステル系人造大理石
ポリエステル樹脂の基材にゲルコートと言われる表面処理を施したもの。濡色の光沢があり高級感がありますが、デリケートで傷が目立ちやすい。厚く研摩できません。一体成形品だけです。アクリル系と比べ耐熱性、耐衝撃性に劣るので洗面カウンターには適材といわれます。 ■BMC樹脂(Bulk Molding Compound)(一体成形人造大理石)
BMC樹脂による、奥行き650(600)mmでバックガードや前垂れまで一体に成形された長尺のカウンター材。BMC樹脂は耐熱性に優れ収縮率が低いので温度差の生じる部分に適材。成形品なので研磨することはできません。そのためジョイント部分には後が残ります。また生産ロットの多少の違いもあるので、I型以外のレイアウトには不向き。量産されるので安価。BMC樹脂とは、熱硬化性樹脂で不飽和ポリエステル樹脂を主成分に、ガラス繊維を短く切って補強剤・充填剤・触媒・着色剤などを一緒に混連して作られる湿式(パテ状)の成形樹脂を言いいます。
|